犬の安心できる場所って…
幼稚園へお迎えに行くと、ルイくんはクレートに入っていた。
クレートは、落ち着かせるのにも使えるらしい。
部屋の隅にドアを開けて置いておいて、たまにおやつやおもちゃを入れておくと、クレートに慣れてくれるそう。
なんだか、閉じ込めるようでかわいそうかと思っていたけれど、安心するらしい。
ーその夜お家で、クレート出してみた。
まずは扉なしのクレートにオヤツ入れてあげていたら、顔突っ込んでた。
それから扉をつけると、警戒して後ろ足は中に入れない。ちょいと中に入れてあげて、ドアを閉めてみる。吠えない。暴れない。すごい、賢くなってる!
吠えないルイくん、けなげでかわいいな。
家の中でサークルを使うのも落ち着きに効果的。
「家の中はフリーですか?」
「そうです」
「犬にはテリトリーを守ろうとする本能があるので、広い範囲をパトロールしているのは、常にピリピリした状態下で、ストレスなんです」
これには、びっくり。
家の中でのびのびさせた方が、ストレスがないのだと勝手に思っていた。
そういえば、ルイくん廊下側の部屋や玄関で外から音がする度、よく吠えに行っていた。
少し、音過敏になりかけているらしい。
落ち着かせるためには、サークルで安心な場所を作ってあげるとよく、その方が穏やかに過ごせて長生きするという。
うーん。とりあえずフリーゾーンをリビングダイニング内に狭めてみようかな。
散歩中にできること
「お散歩の時間は?」
「20時ごろ。いつも真っ暗です。」
「それも、目からの刺激が少なくて、吠える方に神経がいくのかもしれませんね。適度な刺激を与えるために別のコースや、同じコースでも逆方向で回るといいですね。」
なるほど、確かにそれはそうかも。
他にも、「この仔は、様子を見ていたら、ニオイ嗅ぎが好きですね。調べるのが好きで、賢い仔ですね」と、いってトレーニング中の動画を見せてくれる。そこにはいろんなところを嗅いでるルイくんが映ってる。
「そうなんです。散歩中もずっと電柱とか、出会ったわんちゃんのニオイ嗅いでます」
「安全な場所なら、5分でも10分でも思い切り満足するまで嗅がせてあげるといいですよ。嗅ぐのが好きな仔だから、吠えるよりも嗅ごうとして吠えることも少なくなるかもしれませんね」
嗅ぐのが好きといういいところを伸ばしてあげるといいらしい。
こちらの幼稚園は、無理に命令でしつけるのではなく、いいところをほめてしつけるというもの。
よくルイくんのこと観察してくれて、ほめてくれてうれしくなりました。