「前より吠えなくなったね。」
お散歩で久しぶりに会った先輩わんこママに言われた。
そうそう、この1カ月くらいで小さいわんちゃんや、穏やかなわんちゃんには吠えなくなった。
おかげでお散歩がぐっと楽になって、飼い主も散歩に行くのが楽しい。
前は、向こうからわんちゃんが近づいてくると、寄って行きたがるくせに、鼻を合わせたとたん、「ワンワンッ」って吠えるから、「すみません」って謝りながらそそくさと立ち去っていた。
相手のわんちゃんはびっくりするし、あちらの飼い主にも申し訳ない。
ルイくんにしても、すごく他のわんちゃんに興味があるのにうまく距離が取れないようで、見ていてもどかしかった。
でも最近は、吠えないでニオイを嗅ぎ合えるようになってきた。
と言っても、ほぼルイくんが一方的に嗅いでるけど。
自分のお尻は嗅がせたくないようで、嗅がれそうになると逃げる。
いろんなわんちゃんのニオイを嗅ぎたいらしく、鼻先から体、お尻まで、黙々とひたすら嗅いでいる。あちらのわんちゃんは、その間じっと身を任せて嗅がせてくれる。
飼い主さんにからは「まだ赤ちゃんだね、赤ちゃんにはうちの子やさしいから吠えないの」と言われたり、「あれ、めずらしい。うちの子いつも赤ちゃんには嗅がせないのに」と言われたり。
わんこによっていろいろだけれど、どうやらみんなルイくんの社会化に付き合ってくれて、ニオイをかがせてくれてるらしい。
ありがとうございます。
あちらのわんこはグイグイくるルイくんを見て「こいつ、若いなー」とか、思ってるのかな。
わんこを飼うのが初心者の私には、いろんな飼い主さんとの話もとても勉強になる。
「へー」と思ったり、「わんこって色々なんだな」と思ったり、「ルイはまだまだ仔犬なんだな」と納得したり…
わんこがいなかったらなかなか近所の人と話すこともないけれど、わんこを媒体に知り合えなかった人と出会って触れ合えるのもいいと思う。
お散歩で触れ合うわんこを眺めたり、通り過ぎたり、出会ってあいさつしたり、地域のゆるやかな関係でのつながりが、心地よく、毎日をちょっと豊かにしてくれる気がする。
何よりいろんなことが知れて、いろんなわんこに会えて面白い。
わんこだけじゃなくて、飼い主もお散結構歩楽しんでます。